にゃん眼鏡雑記譚

眼鏡店で働くアラサー女子です。情熱的な人間ではありませんが、それなりに眼鏡が好きで働き続けてます。そんな中での小ネタや雑記と個人的な生活での諸々を綴っていきます。

【既成老眼鏡を購入している方へ】

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お疲れ様です。にゃん店員です。

 

コロナ禍において、新しい生活様式がスタートしてきた事で、在宅勤務で仕事をする方も増えてきていると思います。

 

そんな中、パソコンやタブレットに向かう時間が増えた事で目の見え方に不調を感じ始めた方が少なくないそうです。

 

手元が見えにくいと、「とりあえず100円均一で簡単な老眼鏡を買ってくるか…」と手を伸ばし気味ですが、老眼鏡についての小話を今回はまとめます。

 

老眼鏡を使い始めるタイミングは?

一般的に年齢の40代をめどに、手元(いわゆる小さい文字など)の見えにくさを自覚する人が多くなると言われてます。

 

特に昔と違って現代の人は、スマホの距離で「あれ??」と見えにくくなってきた事に気づく人が多いです。

基本的に【老眼】は、目から近い距離ほど見えにくさを感じます。

それは、ピントを合わせる目の調節力とその周りの筋肉の力などが関係してきます。

その為、年齢による影響が大きい部分であります。

 

 

既製品の老眼鏡はどうなの?

まず、既製品の老眼鏡は一般的に、今まで【目が良かった人】向けに合わせて作られています。

つまり【目が良かった人】は、遠くが見えていた人。私どもからいうと「正視」(せいし)と呼ばれる方々です。

この正視(せいし)の方は遠くが1.0〜1.5程度の視力が裸眼で保てています。

なので、眼鏡が日常から必要な近視の方には既製老眼鏡は合いません。

 

 

レンズの中心がバラバラである事。

人はそれぞれ、左右の黒目から黒目の距離として瞳孔間距離【PD】というものがあります。

これは、眼鏡を作るにあたってレンズの中心を決める上で重要不可欠な情報です。

人それぞれ、この瞳孔間距離【PD】は全然違うのです。

なので、既成老眼鏡の場合はあくまでも平均的な距離で作ってある為、人によってはそのレンズの中心が全く合ってない状態で使い続ける事になります。

レンズの中心が合ってない事で、眼鏡をかけても見えづらかったり、目が疲れやすかったりする原因にもなります。

 

フレームの調整はキビシイ…

さて、既成老眼鏡の中には安価なものや、100円均一の物などはフィッティングをして使うようには作られていない物も多くあります。

フレーム自体の強度が低い為、無理にフィッティングしようとすると「ポキッ!」折れてしまいます。

正直、眼鏡屋さんも困ってしまいます 笑‘‘

 

今まで【目が良いと思っていた人】ほど眼鏡にお金をかけたがりません。

はい!ここ大事です!

私の経験上、【目が良い人】と言われる方々は、その目に自信と誇りがありすぎて、老眼がスタートしていることを受け入れてくれません。

もちろんです!

だって、それは自分で自分を老人化したと認めなければいけないからです(涙)

悲しいですよね…でも、受け入れる事から始めてもらわない事には、老眼鏡もすんなり受け入れるのは難しいでしょう…(涙)‘‘

 

そういった意味では、最初のお試しという感覚で既成老眼鏡からスタートしてみて、

「あぁ、やっぱり老眼鏡をかけると見えるな〜」と実感したら、その後に眼鏡屋さんできっちりと合わせて、用途に合わせた老眼鏡を作成することをオススメしますよ。( ´∀`)